ふじのくに竹王国企業組合とは?
竹林の維持管理方法と活用法をモデル化し、竹が有用な資源であることを示す活動をする団体です。
竹林問題とは?
国内各地で報告されている土砂崩れや河川の氾濫などは、放置竹林が原因とされています。浜松市内には1,000haもの竹林があり、そのうち700haは放置竹林といわれています。多くは休耕田や耕作放棄地に浸食し管理がされていないことで放置竹林となり、竹が道路に倒れて交通の妨げになったり、土砂崩れの原因になったり、危険な状態です。また、動植物の生態系にも変化を及ぼす問題です。
取り組みについて
ふじのくに竹王国企業組合の理事7人は、それぞれ異色な経歴を持っています。 各々の知識と経験を生かしながら竹の利活用を進め、竹林所有者の困りごとに耳を傾け、竹林の維持管理に結び付く活用法を提案しています。比較的安価な費用で竹林の維持を可能にします。
目指す未来
浜松市は浜名湖という雄大な湖を有しています。そんな浜名湖内でこれまでも活用してきた竹の使い方、牡蠣棚用や海苔養殖用、定置網用などを漁業関係者へ継続的に供給していきたいと考えています。
また、近隣の湖西市などは静岡県西部地域ではもっとも畜産業が盛んな地域で、特に養豚に関しては県内トップの生産地です。竹を使ったエサを供給することで、ここにも竹を活かすことができます。
そして、浜松市が生産している野菜などの肥料としても潜在的な需要があると考え、肥料としての竹の活用も推進しています。
さらに、4シーズン通じて筍を食べられる種類の竹を植えて育てることで、各地からの観光客に新鮮な旬の農林水産物を提供できる国内唯一のレストラン経営など、竹を食文化にも結びつけていきます。
ふじのくに竹王国企業組合が運営する竹王国では、夏は浜名湖を活かした水上バンブーコテージや水上竹イカダ体験遊び、海洋レジャー、秋冬は竹林内での音楽鑑賞会や竹遊び体験、竹を使ったワークショップ等で竹と遊ぶ場を提供し、地域の観光資源に竹を最大限活用し続けます。
浜松市は世界に冠たるブランドが揃っています。
それを活かす環境(浜名湖)も整っています。
浜名湖が持つ特徴を最大限に活かしたイベントを竹を用いて開催し、
多くの観光客に満足してもらえる新たな文化を生み出したいと考えています。
皆さまのご協力をお願いいたします。